2017年09月07日
杉岡世邦 講演会~住まいに生かす木のちから〜 2017.8.19
朝倉で製材業・林業の「杉岡製材所」を営み、西日本新聞に「木挽棟梁のモノサシ」を連載された杉岡世邦さんをお迎えし「住まいに生かす木のちから」をテーマに講演会を行いました。
当日は、多くの方にお越しいただきありがとうございました。
朝倉の木挽棟梁ということで今回の朝倉の水害についても、杉岡さんの視点から語っていただきました。
古い資料なども交えながら、この地域の独特の地層のこと、古い地名の事、なぜ流木が多く出たかなどを前半に語っていただき、後半は木の家が人に与える影響などを仮設住宅を例に教えていただきました。
今回、杉岡さんが講演の中で言われていた「人は住まいを作り、住まいは住む人の心をつくる」は住まいは杉の木を使うことでより豊かになるのではないか、を感じる講演会でした。
杉岡世邦(すぎおかとしくに)(有)杉岡製材所 専務取締役
1969年福岡県生まれ。大学を卒業し印刷業界で働いた後、家業である製材業・林業を継ぐ。住宅・社寺・文化財等の木材を請け負う。2016年3月まで西日本新聞に42回連載したコラム『住まいのモノサシ』で木造建築の魅力を発信した。ほか、建築専門誌に寄稿多数。福岡大学非常勤講師。‘16年より九州大学大学院芸術工学府・博士後期課程に在籍。